彼岸のお仕置き研究ブログ

お仕置きと折檻、どちらもいけないことをした子どもに痛い目をさせて懲らしめることです。人によっては、どちらも同じようなものだと思われるかも知れませんが、私にはこの二つの言葉から受ける印象は大きな違いがあります。

一般的な辞書を見ても、どちらも「子どもを体罰などで懲らしめること」などとなっています。ちなみに広辞苑では、「お仕置き」は「こらしめるための罰」で用例として「子供のお仕置き」となっています。また、「折檻」は「きびしく意見すること。せめさいなむこと」で、用例としてやはり「子供を折檻する」が載っています。

このように、折檻には「厳しく」「責める」などという言葉が加わり、お仕置きよりは厳しいというニュアンスです。もちろん、私もそれについては同感です。

例えば、お母さんのお膝の上で受けるスパンキングはお仕置き、真冬に素っ裸で庭の木に縛り付けられるのは折檻です。お仕置きという言葉にはなにかしら、甘さとか愛情を感じますし、折檻には残酷さや冷酷さを感じます。しかし、必ずしも甘い罰がお仕置き、厳しい罰が折檻というわけではありません。

ケインや乗馬鞭といった道具を使ったスパンキングは子どものお尻に、大変な苦痛を与えます。子どもは大声を上げ泣き叫び、お尻を動かしてしまいます。しかし、厳しいお母さんはそんなことは許しません。もし、そんなことをしたら、叩く数を増やされるのです。

そのような厳しい体罰でも、お母さんが子どもの様子をしっかりと気遣いながらやっている限り、やはり「お仕置き」です。しかし、子どもの苦痛が限度を超えていても、お構いなしに叩き続けるようなら、これは「折檻」です。

私の妄想で、少年を対象としたものに「健太」と「I家のしつけ」があります。どちらも母親から思春期の男の子が恥ずかしい罰を受ける話しですが、浩平が受けるのは「お仕置き」ですし、健太がされるのは「折檻」です。少なくとも私はそういうつもりで書きました。

私の中では、両者の差は厳然としてあるのですが、突き詰めていくとけっこう曖昧です。使われる道具や拘束の具合などによっても、はっきりと分けることはできません。健太も浩平も、おちんちんにお灸という男の子にとって、最高に辛い罰を受けますが、私としてはやはり、健太は「折檻」、浩平は「お仕置き」なのです。

対象が女の子の場合でも同じです。お漏らしをしてわれめやお尻の穴にお灸を据えられるという酷い罰でも、場合によってはお仕置きなのです。その差はなんだと聞かれても、うまく答えることはできません。ただ、なんとなくですが、言えるのはその罰に至る経緯や背景によって違ってくるような気がします。

例えば、おねしょをしてわれめにお灸を据えられても、母親が娘のおねしょ癖を直してやろうと思っているなら、いくら厳しいお灸でも、これは「お仕置き」です。しかし、長時間、寒い廊下にパンツ一枚で立たせて、おしっこを我慢させ、お漏らししてしまった子供にさらにお灸のお仕置きを与えるとなれば、これは「折檻」です。

このように、お仕置きと折檻の違いは曖昧なのですが、その曖昧なあたりが一番、私の好みでもあるのです。「他人が見れば折檻に見えるような厳しいお仕置き」というのをうまく表現できたらいいのですが、なかなか難しくもあります。ともすれば、どちらかに偏ってしまいます。