女中物語-身体検査3
- 2016/06/27
- 08:07
「じゃあ、身体検査は終わりにするか」泰三の言葉で幸子はほっとした。恥ずかしい格好で縛られている足をほどいてくれると思ったが、そうではなかった。「よし、今度はハルンの検査だ。ここにハルンをとるからな」泰三はビーカーを幸子に見せた。訳の分からない幸子に留美子が言った。「ハルンというのはおしっこと言うことよ。覚えておきなさい。さあ、そのままおしっこを取ってあげるわ」「そ、そんな。…こんなところでできませ...
女中物語-身体検査2
- 2016/06/27
- 08:06
留美子はそういうと部屋を出て行った。しばらくすると、留美子は泰三とともに戻ってきた。「幸子、ここにいたいそうだな」「はい、…お許しください」正座した幸子は、深々と頭を下げた。「よし、分かった。じゃあ、こうしよう。これからお前の尻をたっぷり叩いてやる。それを素直に受けることが出来たら、今日のお前のわがままは許してやる」「…はい」幸子は鞭の恐怖と戦いながら、答えた。「少しでもわしの言いつけが守れなかった...
女中物語-身体検査1
- 2016/06/27
- 08:05
幸子は、その夜あまり眠れなかった。目をつぶると、片桐留美子に鞭打たれ、赤く染まっていく道代のお尻が浮かんできたりした。横を見ると、うつ伏せですすり泣いていた道代は寝入ったようだった。そのころ、美津江が主人の泰三と女中頭で愛人でもある留美子によって、おぞましい恥辱を受けていることなど知る由もなかった。そして、次の夜、自分にも災厄が降りかかってくることも、もちろん知らなかった。次の日も、幸子は掃除や洗...