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女中物語-身体検査1

幸子は、その夜あまり眠れなかった。目をつぶると、片桐留美子に鞭打たれ、赤く染まっていく道代のお尻が浮かんできたりした。横を見ると、うつ伏せですすり泣いていた道代は寝入ったようだった。

そのころ、美津江が主人の泰三と女中頭で愛人でもある留美子によって、おぞましい恥辱を受けていることなど知る由もなかった。そして、次の夜、自分にも災厄が降りかかってくることも、もちろん知らなかった。

次の日も、幸子は掃除や洗濯、幼稚園から帰った亮一の世話など休みなく働いた。しかし、子どもの頃から、日雇い仕事に出ている母親代わりを務めていた幸子には、たいした苦労ではなかった。もちろん、慣れないお屋敷での仕事という気疲れはあったが。

夜になった。幸子は、泰三と亮一の夕食の後片付けを済ませ、部屋に戻った。美津江はこの日一日、寝室に伏せったまま、姿を見せなかった。幸子は留美子に言われ、寝室に夕食を持っていったが、美津江はベッドの上で、毛布をかぶったままだった。

「お夕飯をお持ちしました」「…ありがとう。そこに置いてね」美津江は消え入るような声で言った。振り返った顔は泣きはらしたような目をしていた。道代が配膳した昼食は、まったく手を付けられないままだった。

「奥様はお昼も召し上がっていませんが…」幸子は心配になり、留美子に報告した。「昨日、旦那様に叱られて、すねていらっしゃるのよ。困った人ね。ほっとけばいいわ」留美子は冷たく言い放った。幸子は道代にも話した。道代はなんとなく理由が分かっているようだった。しかし、困ったような顔になり、何も話してはくれなかった。幸子には、この屋敷はまだ、謎だらけだった。

道代と二人で夕食をとり、テレビを見ていると、留美子がやってきた。「幸子、今から旦那様がお前の身体検査をして下さいます。ついていらっしゃい。道代は後で幸子を連れに来てもらうかも知れないから、起きて待っていなさい。さあ、幸子。来るのよ」

幸子は思わず道代の顔を見た。道代は視線をそらし、黙ってうつむいた。幸子はその様子に、不安感が募った。「行ってきます」声を掛けた幸子に、道代が小声で言った。「何をされても、逆らったりしては駄目よ。じっと我慢していれば、終わるんだから」幸子の不安感はさらに募った。

幸子が連れて行かれたのは、昨日の夜のあの部屋だった。部屋にはだれもいなかった。「あの…、私、お仕置き…されるんですか?」「あなたは何かいけないことをしたのかしら?」「いいえ、でも…」「そうね、この部屋は女中のお仕置きに使う部屋よ。でも、今日は旦那様があなたの身体検査をして下さるっていったでしょ」

「あのぅ、…身体検査って、どんなことをするんですか?」「いちいちうるさいわね。身体検査は身体検査よ。あなたは、旦那様の言われるとおりにしてればいいのよ」その時、泰三が部屋に入ってきた。

「おお、もう来ていたのか」「旦那様、幸子の身体検査をお願いいたします。さあ、あなたからもちゃんと、ご挨拶なさい」「あっ、はいっ、あの、…岸田幸子です。…身体検査、お願いいたします」「よし、じゃあ、さっそく始めようか。服を脱いで、ズロースだけになりなさい」

「えっ…」「え、じゃないでしょ。さっさと服を脱いで」「あ、はい」幸子はあわててブラウスのボタンを外し始めた。そして、黒のタイトスカートも脱ぎ、スリップ姿になった。「あの、これも…脱ぐんですか?」「当たり前でしょ。ズロース一枚になりなさいって、仰ったでしょ。何を聞いているの」

幸子はおずおずとスリップの肩紐を外した。幸子はブラジャーをしていなかった。まだ、大人になりきっていない固い乳房が現れ、幸子はあわててそれを両手で隠した。「何をしてるの?さっさとシミーズを脱ぎなさい」

幸子はズロースだけになった。「手は体の横に置いて」幸子は恥ずかしさに、肩をすぼめるように「気をつけ」の姿勢になった。泰三がいきなり、幸子の乳房をつかんだ。「いやっ」幸子は思わず、のけぞり、体を捻った。

「こら、こら、じっとせんか」「幸子、何ですか、その態度は。旦那様が身体検査をなさっているんですよ」「でも…」「でもじゃありません。じっとしてなさい」幸子は泣きそうになりながら、もう一度、泰三の前で「気を付け」をした。

泰三は、無遠慮に幸子の小さな乳房を指先で揉むように、もてあそんだ。幸子は唇を噛みしめ、じっと耐えた。「まだ、マンマは小さいな。ブラジャーはしてないのか?」幸子は首を振った。当時、幸子のような田舎の少女にとって、まだブラジャーは身近なものではなかった。

「そうか、まだ、いらんかも知れんが、これから大きくなるんだし、形が崩れないようにブラジャーはしておきなさい。留美子、お前がついていって、買ってやるといい」「はい、かしこまりました。さっそく、明日にでも、一緒に買いに行きます」

「それと、ついでにズロースも買ってやれ。なんだ、このズロースは。これじゃ、まるで婆さんみたいじゃないか」その言葉を聞いて、幸子は涙があふれ出した。そのズロースは、東京へ出て行く幸子のために、母がなけなしの金で村でただ一つの用品店で買ってくれたものだった。幸子はいつも、継ぎの当たったシミだらけのズロースを穿いていた。

「おい、どうしたんだ。何で泣いてるんだ?」「これは、…お母さんが…」「旦那様、幸子の家はとても貧しいんです。ですから、このズロースも、お母さんが精一杯、苦労して買ってあげたんですわ。そうなんでしょ、幸子」幸子は泣きじゃくりながら、うなずいた。「そうか、済まん、済まん」

いつもは傲慢な態度を見せる泰三だったが、この時は珍しく、素直に謝った。というのも、泰三自身、貧しい家庭の育ちで、母親が苦労して泰三を医学校まで進ませてくれたのである。その母親は、泰三が医者になってすぐに、あっけなく亡くなってしまった。

「幸子もここで一生懸命つとめれば、看護学校に通わせてやるぞ。看護婦になれば、いくらでも親孝行が出来るんだからな。留美子の言うことを良く聞いて、どんなことも辛抱するんだ。わかったな」「はい」「よし、じゃあ、診察してやろう。そこに座りなさい」

泰三は椅子に座った幸子の胸に、聴診器を当てた。「後ろを向いて」泰三は背中にも聴診器を当て、次いで指先をとんとんと幸子の背中に当てていった。「よし、いいぞ。次は内診してやる。ズロースを脱いで、あの椅子に座りなさい」

幸子は泰三の言葉の意味が分からず、きょとんとしていた。「こら、何をしている。さっさとズロースを脱ぎなさい」「えっ、そんな…、恥ずかしい…」「何を言ってるんです。旦那様はお医者様ですよ。お医者様に診察をしていただくのに、何が恥ずかしいんです。さっさとズロースを下ろしなさい」

留美子の有無を言わせない口調に、幸子は真っ赤になりながら、ズロースを脱いだ。しかし、これから幸子が味わうことになる恥ずかしさは、こんなものではなかった。幸子が座った椅子は、婦人科にある内診台だった。「ほら、足を開いて膝をここにかけるのよ」留美子は椅子から突き出している腕木にある台を指さした。

今、産婦人科にある内診台は、両足を揃えて乗せると、自動的にカーブを描きながら、足を開いてくれるようになっているので、患者の羞恥心はいくらかでも少なくなるように工夫されている。しかし、当時の内診台にはそんな配慮は一切なかった。

そこに両膝を乗せるとなると、股はいやでも大きく開かなければならない。「いや、そんな、…恥ずかしい」「何を言ってるんです。幸子の一番、大切なところを診察していただくんですよ。さっさとなさい。それとも、道代みたいにお仕置きが必要かしら?」

「いやです。そんな恥ずかしいこと…できません」「いい加減になさい」ピシッ。「痛い!」留美子はいつの間にか手にしていた鞭を、幸子の太ももに振り下ろした。それは、道代がお尻を叩かれた籐の鞭だった。幸子の白い太ももに、赤い筋が浮かび上がった。

「さあ、五つ数えるうちに足を開きなさい。そうしないと、道代のように、幸子のお尻も真っ赤にしてあげるわよ。一、二」幸子が生まれて初めて受けた鞭の痛みは想像以上だった。こんな痛い鞭で何十回もお尻を叩かれながら、大きな声も上げずに我慢していた道代の我慢強さに幸子は改めて驚いた。

しかし、今はそんな他人のことを考えているゆとりはなかった。自分の身の上に恐ろしい折檻が差し迫っていた。「三」「いや、お願いです。許してください」「四、…五。言うことが聞けないのね。分かったわ。椅子から降りなさい」「いや、お仕置きはいや」

「幸子。いい加減にしろ。女中の分際で、なんという聞き分けのなさだ」それまで黙って見ていた泰三が、怒鳴った。「こいつには徹底的に、この家の女中のしつけをたたき込まんといかんようだ」泰三は幸子の腕をねじり上げるように、椅子から引きずり下ろした。

そして、幸子の体を椅子の背に押しつけた。「留美子、こいつの腕を押さえておいてくれ。わしが叩いてやるから」「いや、いや。許してください。もう、逆らいませんから」「幸子、ありがたいと思いなさいよ。旦那様がご自分で叩いてくださるんですよ」留美子は椅子の後ろ側から、幸子の両腕をしっかりつかんだ。

ピシッ。泰三の振り下ろした鞭が、幸子のお尻に炸裂した。「ひー、痛い。いやぁー」ピシッ、ピシッ。容赦ない鞭が、幸子のお尻めがけて飛んだ。白いお尻には、三本のみみず腫れが走った。「お許しください。言うことを聞きますから」

「ふん、今さら遅いぞ。少しでも、わしや留美子の言うことを聞かなかったら、どんな目に合うか、たっぷり分からせてやる。それで、もうここには居りたくないと思えば、さっさと田舎に帰るんだな。お前の代わりなどいくらでもおるんだから」

ピシッ、ピシッ。「痛い。もう、叩かないでください」ピシッ、ピシッ。「どうだ、我慢できないか?田舎に帰るか?」幸子の脳裏に、駅のホームで泣きながら見送ってくれた母の姿が浮かんだ。ピシッ、ピシッ。「お母ちゃん…」

「どうした?もう、帰りたいか?」焼け付くようなお尻の痛みに呻きながら、幸子は頷いてしまった。「よし、じゃあ、いい。辞める奴を折檻するわけにはいかんからな。とっとと荷物をまとめて、出て行きなさい。留美子、三日分の給料の代わりに、広島までの旅費を渡してやれ」

泰三は部屋を出て行った。「幸子、あなた、本当にこれでいいの?」「…はい、私、道代さんみたいに、…我慢…できないから」幸子は嗚咽しながら、答えた。「初めは、だれでもそうよ。道代だって、来たばかりの頃は、お尻を叩かれるたびに大騒ぎだったわ」

「道代さんがですか?」「そうよ、でも道代の家はとっても貧乏なの。あの子が送ってあげるお金がなければ、暮らしていけないのよ。だから、歯を食いしばって我慢したのよ。幸子だって、おんなじでしょ。あなたのお家だって、大変でしょ」

幸子は貧しい身なりの兄弟たちや、重労働でやつれた母の姿を思い出した。「どうなの?本当に、帰るつもりなの?」「私、…帰りたくない。でも、…旦那様に帰りますって…」幸子の目に再び涙が溢れた。

「幸子が、心の底からここにいたいって、思うのなら、旦那様には私から話してあげます。その代わり、うんと厳しいお仕置きが待っているわよ。覚悟は出来ているかしら?」「はい、…どんなお仕置きをされても、我慢します。ここにいさせてください」「分かったわ、私が旦那様にお許しくださるように、話してみます。待っていなさい

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