健太4
- 2015/12/13
- 22:21
匡子は真由から火のついた線香を受け取ると、手を伸ばし健太の顔の横に持って行った。「健太、これを見な。これでお灸に火を付けるからね。熱いからね。覚悟するんだよ」「イヤだぁー、お願いです。お灸はイヤぁー」「さあ、付けるよ。危ないから暴れるんじゃないよ」「イヤだー、やめてぇー」匡子は線香の火を艾の頂点に付けた。たちまち、艾は黒くなっていった。一瞬の間があった。「熱い。熱いよぉー。ごめんなさい。ごめんなさ...
健太3
- 2015/12/11
- 09:50
匡子は笑いながら健太を見た。健太は抜け殻のような表情で、二人の会話を聞いていた。匡子の顔が一瞬で厳しくなった。「健太、何をぼやっと突っ立ってるんだい。浣腸の時はどうするんだ。よつばいになるんだろ」「お母さん、お願いです。真由の前で浣腸はいやです」いきなり匡子の平手が健太の頬に飛んだ。「ふざけたことを言ってると承知しないよ。お母さんはね、やると言ったお仕置きは必ずやるんだからね。ぐずぐずしてるとどん...
健太2
- 2015/12/10
- 18:08
「健太。パンツを脱ぎな。真由、すまないけどタオルを水で濡らして、健太の足を拭いてやっておくれ」「はいはい」真由は浴室からタオルを持ってきて、それを水で濡らし絞った。そしてショーツも脱いで、素っ裸のまま立たされている健太の両足をぬぐった。「健太。じっとしてるんだよ。妹にお漏らしの後始末をしてもらう気分はどうだい」健太は唇を噛みしめ、屈辱に耐えるしかなかった。「ほら、お兄ちゃん、おちんちんもキレイにし...
健太1
- 2015/12/02
- 19:15
健太は暗闇の中で、カゴの中をまさぐった。「これか…違う」健太はさらに奥の方に手を入れた。「アッ、これ…」ようやく暗さになれた目に、白地に赤い模様がついた布きれが見えた。「これだ。でも、ばれたらどうしよう。…洗濯は朝だから、夜中のうちに返しておけば大丈夫か」健太は心を決め、その布きれをパジャマのポケットに押しこみ、足音を忍ばせて自分の部屋に戻った。部屋の電気は点けないまま、机のスタンドだけを点けその明...