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『N女学園高校生徒心得』の研究 生活編1

はじめに

神戸市東部の山の手に位置するN女学園高校は、その厳しいしつけ教育で、関東のS学園女子高校と双璧をなす事で知られている。あまり知られていないが、戦後まもなく設立されたS学園女子高校は、N女学園の卒業生であるO女史が、戦後の道徳の乱れに心を痛め、私財をなげうって建てられたものである。

したがって、S学園女子高校のしつけ教育も、その源泉はN女学園にあるといえる。今回は、そのN女学園高校の『生徒心得』を紹介し、日本の伝統的な女学生教育の原点である、同校のしつけ教育を考えていきたい。

全寮制のN女学園高校では、入学式の後、入寮する新入生たちに一人ずつ、『生徒心得』が手渡される。この『生徒心得』は、6つの章からなるかなり長大なものである。新入生たちは、それを熟読することを求められる。そして、3年間の学園生活の厳しさに身の引き締まる思いがするといわれている。

『生徒心得』は前文と6つの章から構成される。前文ではN女学園の教育目標が掲げられ、その目標をめざすために、「お仕置き(体罰)による訓育」を行うことが、格調高く宣言されている。

本文は日常生活、服装、学習、クラブ活動、保健衛生、懲戒の6つの章からなる。読者の関心が高いのはもちろん、最後の「懲戒」であると思われる。この章に関しては、懲戒編で詳しく解説するので、ここでは、簡単に触れるに止めておく。

最も重要なことは、この「懲戒」の章の冒頭で「本校における懲戒は、体罰を基本とする」と宣言していることであろう。今日の体罰忌避の風潮にあって、堂々と体罰教育を宣言していることは、N女学園の厳しいしつけ教育への信念が感じられ、誠に好ましいことである。

N女学園の懲戒すなわちお仕置きは、きちんと体系化されているのが特徴である。生徒の犯した罪はすべて点数化され、その点数に応じて、体罰による懲戒が与えられる。懲戒もその厳しさによって、『しつけ』『指導』『特別指導』『特別反省』の4段階があり、指導と特別反省はさらにA、Bの二つに分かれる。すなわち、全部で6段階の懲戒があることになる。

「保健衛生」の章では、一般的な身体検査の他、N女学園独自の検査である純潔検査と下着検査についての説明があり、ここもなかなか興味深い。この部分については、保健衛生編で述べる。

また、それ以外の章でも、生徒が守るべき決まりと、それに違反した場合のお仕置きについての記載が随所に見られる。生活編では、日常生活からクラブ活動までを取り扱う。

生活編

日常生活のきまり

生徒心得第一章の日常生活は、寮生活を送る生徒たちの、午前7時の起床に始まり、午後10時の就寝までの、一日のタイムスケジュールが細かく規定されている。例えば、起床した生徒たちは、着替えや洗面を済ませて、寮の廊下に7時20分に、整列し点呼を受ける。

起床の点呼に限らず、授業開始も含め集合時間に遅れると、3点の懲戒点が与えられる。原則として、一秒でも遅れると、懲戒点が付いてしまうので、生徒たちは常に時間を確認しながら生活している。

生徒たちは、7時30分より大食堂で朝食を摂る。大食堂は約200名の全校生徒と教職員が一堂に会して、食事をすることができる大きな部屋である。

食事は三回とも、この大食堂でとる。朝食の前には、簡単な朝礼が行われる。毎週、月曜は先生も全員参加して、校長先生のお話があるが、それ以外の日は宿直の先生方のみである。朝食を終えた生徒は、それぞれ部屋に戻り、登校の準備をする。

授業は8時20分から始まる。学校の建物は寮と渡り廊下で繋がっているので、登校といっても一分もかからない。授業時間は50分で、10分間の休憩がある。午前中は4限で12時10分に終わる。13時から午後の授業が始まり、これは3限で15時50分に終了となる。

ここで興味深いのは、トイレについてのきまりである。第一章の14項には「授業時間中のトイレは、特段の事情がない限り、認めない」と書かれている。これだけ見れば、授業時間にトイレに行くには、先生の許可が必要というごく当たり前の話のように見える。もちろん、そんなことをわざわざ高校生にいうかどうかは別であるが。

しかし、この章の初めの方に、授業時間についてのきまりが書かれてある。それによると「授業時間は午前は8時20分から12時10分、午後は13時から15時50分とする」となっている。つまり、授業の間の休憩時間も、授業時間であり、勝手にトイレに行くことは許されないのである。

さらに、14項の後段には、『特段の事情』についての説明がある。「なお、特段の事情とは、病気等でトイレの制限が、健康を損ねるという医師の診断書が提出されている場合をいう」ということである。

要するに、N女学園では、生徒たちは午前中の約4時間、午後の約3時間は、単におしっこがしたいという理由では、トイレに行けないということである。

N女学園高校に入学する生徒の多くは、付属中学からの進学であるので、このきまりについては良く知っている。しかし、約3割の外部からの新入生が、もっともショックを受けるのが、このきまりらしい。

4月の新学期が始まって、数日の間は、休憩時間にトイレに行き、カギが掛けられているのに驚いたり、中にはお漏らししそうになって泣き出す生徒もいるらしいが、けっして許されることはないということである。

このようなきまりがあることを考えれば、『お漏らし』についてのきまりがあることもうなずける。18項には「授業時間中、その他に尿失禁をしてしまった生徒は、直ちに先生に申告する」というきまりが書かれている。この『お漏らし』に関しては、保健衛生編で詳しく述べる。

平日は、15時50分で授業は終わるが、原則として生徒は全員、クラブ活動に参加することになっている。これも、一部を除いて、18時までであり、その後、寮に帰る。したがって、朝8時30分から18時が、在校時間であり、この間は制服を着用しなければならない。制服については、次の項で解説する。

18時20分から19時までは、夕食の時間である。食事は朝と夕は、生徒全員がそろい、先生の合図でいっせいに始める事になっている。昼は、12時10分から13時の昼休みの間に、それぞれ勝手に食べてよい。また、朝も食べ終わったものから、退席することが認められている。しかし、夕食は19時まで、残っていなければならない。

19時から22時までの3時間は、自由時間である。生徒たちは、この間、宿題や自習をしたり、何カ所かの談話室で友達とおしゃべりをしたり、テレビを見たりして過ごす。図書室も開いているので、本が好きな子はそこで読書をすることもできる。

入浴時間もこの3時間である。寮には一流旅館のような大浴場がある。一度に50人くらいは十分入ることができる大きさであるが、混雑を避けるために、学年ごとに時間が決まっている。これは、週ごとに変わり、例えば今週は19時から20時が一年生、20時から21時が二年生、21時から22時が三年生だとすると、来週は二年、三年、一年の順になるという具合である。

N女学園は高台にあるので、大浴場からは神戸の夜景が一望でき、女生徒たちにも人気がある。しかし、生理中で大浴場には入りたくない生徒や、運動部ですぐに汗を流したい生徒のためには、シャワー室が30ほどあり、こちらは17時半から22時まで、自由に使うことができる。

就寝時間は22時であるが、許可を得れば23時半まで自習室で自習することもできる。N女学園では、大半の生徒が、N女学園大学にエスカレーター式で進学できるが、中には、他の大学をめざす生徒もいて、その子たちは、毎日、遅くまで受験勉強に励んでいる。

中には、自分の部屋でこっそりと本を読んだりする生徒もいるが、巡視の先生に見つかればもちろん、お仕置きされる。懲戒点の累積は、日が替わるまで有効なので、最後の最後に指導になってしまい、さらにその累積点で、特別反省などということもあるので、生徒たちは最後まで気を抜けない。

擬似姉妹制度

寮の部屋は、一部の例外を除いて、各学年一人づつの三人で一部屋が与えられる。部屋は二段ベッドが二つと、机と小さなタンスがそれぞれ三つあるだけの簡素な部屋である。ここで、三人は『姉妹』として一年間を暮らすのである。

生徒心得には「上級生は、下級生を妹のように慈しみ、下級生は上級生を姉のように敬慕しなければならない」と書かれている。同室となる三人は原則として、部屋を変わることがない。つまり、新入生として三年生と二年生の上級生二人と「三人姉妹」となり、三年生の姉が卒業すると、今度は下に妹ができるというわけである。

これはきまりがあるわけではないが、N女学園高校では同室の上級生を「お姉様」あるいは「お姉さん」と呼ぶ伝統がある。単に呼称だけではなく、同室の上級生は常に、下級生を優しく見守ることが求められる。

時には、下級生の犯した罪で同室の上級生も、責任を問われることもあるので、上級生は下級生を正しく指導することも必要である。もちろん、勝手に下級生をお仕置きするなどということは、私的制裁として禁止されている。

また、下級生が懲戒を宣告され、それが重すぎたり、無実であると思われる場合には、同室の上級生はクラス担任を通じて異議を申し立てることができる。ただし、この制度については懲戒編で述べるが、現在はやや形骸化しているようである。

一方、下級生も上級生の言いつけを守らなければならない。上級生に対するぞんざいな言葉遣いや、反抗的な態度は懲戒の対象である。

こうしたいわば「擬似姉妹制」ともいえる制度は、現在、やはりS学園女子高校に見られる程度で、ほとんどなくなっている。しかし、こうした制度あるいは風習は、昔の女学校では普通に見られたものである。一部の識者からは、レズビアンの温床であるという非難もあるが、私はノスタルジックな良い制度であると思っている。

休日および外出について

N女学園高校は、最近増えてきたというものの、まだ少数の二学期制をとっている。また、原則として週休二日制である。その代わり、平日は7時限まで授業が行われ、行事は土曜日や祝日に行われることが多い。

長期休暇は、夏休みが5週間、冬休みと春休みが2週間ずつある。また、一学期と二学期の間の、10月中旬には一週間の休みがある。この間は、生徒たちは実家に戻る。

生徒は原則として、平日の外出は禁止されている。許されるのは、実家で急用が生じ、保護者からの外出許可申請があった場合のみである。土曜、日曜は外出できるが、前日までにクラス担任に届け出て許可を得なければならない。

外出できる時間は、朝10時から夕方5時までで、一分でも遅れれば門限遅れとなり、懲戒点が与えられる。さらに、一ヶ月間、外出が禁止される。土曜や日曜の夕方5時近くになると、駅から学園までの長い坂を、息せき切って駆け上がる生徒の姿がよく見かけられる。

実家までの移動時間が2時間以内の生徒は、土曜の夜は、実家に泊まることもできる。この場合は、三日前、すなわち水曜日までに保護者からの申請が出され、許可を受ける必要がある。実家に外泊した場合も、日曜日は午後5時までに帰寮しなければならない。

また、金曜日や月曜日が祝日や振り替え休日になって、三連休になる場合は、移動時間が2時間以上の遠距離の生徒も、実家に戻ることが許される。

連休にならない祝日の外出は許されない。ただ、こういった日はほとんど運動会や文化祭あるいは遠足といった学校行事が行われる。

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