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古城の学園-悪夢1

 リディアは、暗い石畳の道を逃げていた。「パパ、もう走れない」「もう少しだ、リディア。もう少し」その時、背後で男の声が聞こえた。「いたぞ、あいつらだ」「みんな、こっちへ」そこは岸壁だった。「さあ、飛び乗るんだ」「パパ、怖い」暗い水面が幼いリディアには恐ろしかった。「大丈夫、パパの胸めがけて飛ぶんだ」「リディア、がんばって」ママの声だった。リディアは船に飛び込んだ。続いて幼い弟を抱いた母親が続いた。

 次の場面で、リディアは母親の胸の中で震えていた。突然、周りが明るくなった。「みんな、伏せろ」銃声が響いた。ボートは防波堤の外を目指して走ったが、大きな船がどんどん近づいてきた。一発の銃声とともに、うめき声を上げて父親が倒れた。母親の悲痛な叫び声と火のついたような赤ん坊の泣き声。

 リディアは水の中でもがいていた。「リディア、リディア」遠くで自分を呼ぶ声が聞こえた。うっすらと目の前が明るくなっていった。水の中ではなかった。心配そうにのぞき込む少女と女性の顔が徐々にはっきりと見えてきた。「…ラビニア、リリアナ先生」「どうしたの?汗びっしょり。怖い夢を見たのね。大丈夫よ」

 リディアは頭がはっきりするにつれて、大変なことに気づいた。パジャマは汗でぐっしょり濡れていたが、濡らしているのは汗だけではなかった。おねしょだった。パジャマのズボンもパンツも、そしてシーツもびしょ濡れになっていた。

 「リディア、あなた、まさか?」リリアナが鼻をひくつかせながら言った。リディアが泣きながら頷いた。「あらあら、それは大変ね。どれ、起きてご覧なさい」リディアは毛布から出て、ベッドの上に立ち上がった。「まあ、シーツもぐっしょり。リディア、ここではおねしょをした子は、厳しい罰を受けるのよ。わかっているわね」

 ここは孤児院だった。リディアは11歳。ここには約1ヶ月前にやってきたばかりだった。ラビニアは同室の上級生で14歳だった。そしてリリアナは孤児院の先生だった。孤児院はトランシルバニア高原の深い森の中にあった。もともとは古いお城であったが、内部は改装され、孤児院として使われていた。12月に入り外はもう真冬の光景だったが、お城の中は快適だった。

 孤児院の生徒は10歳から14歳までの少女たちだった。25名の少女たちはいずれ劣らぬ美少女だった。彼女らはある目的で、ルーマニア中の孤児院から選ばれて、集められた。ある目的、それはこの孤児院のオーナーである日本の資産家の老人の嗜好を満たすことであった。

 リディアも4歳の時に両親を失ってから、ブカレストの孤児院で暮らしていたが、ある日突然、ここに移るように言われ、やってきたのだった。リディアの一家は、7年前のあの悪夢の日まで、黒海沿岸のリゾート地、コンスタンツァで暮らしていた。

 父親のセルジュ・ティルレアと母親のマリチカは、コンスタンツァでブティックを経営していた。その店は、党の高級幹部だけが入ることを許されるカジノの中にあった。特権階級を相手に商売をしているティルレア一家は、裕福な暮らしをしていた。1989年のルーマニア革命までは。しかし、チャウシェスク政権が倒れると、一家の暮らしは激変した。

 困窮する民衆の怨嗟の的であったカジノは、暴徒に襲われ、ティルレアの店も略奪された。それだけではなかった。特権階級につながる人びとは、次々と捕らえられ、公式な裁判もなく処刑された。身の危険を感じたティルレア一家は、あの日、1989年の大晦日、ボートでコンスタンツァの港を脱出しようとした。

 しかし、救国戦線を名乗る民兵たちに見つかり、追い詰められ、ついにセルジュは銃撃された。そして、ボートは防波堤に激突し、乗っていたリディアと両親、そしてまだ一歳にならない弟は、冬の海に投げ出された。救助されたのはリディアだけだった。その日から、リディアは孤児になった。

 あれから7年がたち、11歳になったリディアは灰色の瞳と黒い髪の美少女に育ったが、今も時々あの悪夢にうなされるのだった。そして、その時は必ずベッドを濡らしてしまうだった。このトランシルバニアの森の孤児院に来てからは、初めてのことだった。

 それまで7年間を過ごしたブカレストの孤児院での生活は、惨めなものだった。狭い部屋に大勢の孤児たちが暮らし、粗末な食事、粗末なベッド、そしてみすぼらしい服装だった。ただ、保母たちは優しかった。もちろん、中には厳しい保母もいて、リディアもおねしょをすると、膝の上でお尻を叩かれることもあった。しかし、それ以上のお仕置きをされることはなかった。

 ブカレストに比べ、ここでの暮らしは夢のようだった。古いお城の中は、きれいに改装されており、快適だった。与えられる服も清楚で可愛い制服だけでなく、何百着もある服の中から、自分の好みのものを選ぶことができた。リディアもブカレスト時代に、通学路にある子供服の店のショーウィンドウに飾られていて、いつもため息混じりに眺めていたワンピースを手に入れることができた。

 ここでは、少女たちは二人で一室が与えられていた。リディアの同室のラビニアは上級生のクラスだったが、とても優しかったので、リディアはたちまち姉のように慕うようになった。このように、リディアの新しい生活は、希望に満ちたものであった。たった一つ、そして最大の問題を除いては。

 それは、この孤児院で行われている教育であった。ここには3人の女教師がおり、女生徒たちと一緒に生活していた。彼女らの、女生徒に対する教育は、信じられないほど厳格だった。女生徒たちは、起床から始まって、授業、お稽古ごと、そして食事や入浴と、就寝まで細かい規則で縛られていた。そして、その規則に少しでも違反すれば、厳しい体罰が与えられた。

 リディアもこの一ヶ月ですでに何回も、ささいな理由でお尻を叩かれたりしていた。そして、ようやく教師への絶対服従というこの孤児院の大原則が、身にしみて解るようになってきたところだった。三人の女教師の命令が、どんな理不尽なものであっても、反抗はさらなる厳しい罰を生むだけであることが解ってきたのだ。

 おねしょの罰。それがどんな辛いお仕置きなのか、リディアはまだ知らなかった。でも、つい一週間前の出来事を思い出したリディアは、自分が与えられるお仕置きがどんなものか、ある程度は想像できた。

 それは夕方の「生け花」のお稽古の時であった。ここでは少女たちは、午後の授業の後、4、5人のグループに分かれてさまざまなレッスンを受けることになっていた。生け花は日本人の女教師彩が教えた。リディアはもちろん、「生け花」などまったく知らなかったが、花が好きな彼女は、すぐにこの日本の優雅な風習のとりこになった。そして何より、日頃は厳しい彩も、この時間だけはそれほど怖くはなかったので、リディアには楽しいひとときだった。

 4時半を過ぎた頃、クリスティーナという少女がおずおずとした声でお花を教えていた彩にいった。「あのー、おトイレに行きたいんです」「どうしたの。お腹でも痛いの」「違います。あの、…おしっこがしたいんです」「だめよ。なにいってるの。お稽古が終わるまで我慢なさい。第一、クリスティーナはお仕置きでおしっこを我慢させられているんじゃないの」クリスティーナは後一ヶ月で13歳になる、ブロンドの髪と茶色い瞳が印象的な美少女だった。彼女は3、4年のクラスだった。

 この学校では女生徒たちは排泄まで厳しく管理されていた。トイレに行けるのは朝起きてすぐの7時過ぎ、朝食後の8時過ぎ、昼休みの12時、夕方の5時、そして寝る前の10時の一日5回だけだった。それ以外はお腹が痛いなど特別な理由がないと許されなかったが、普通はせいぜい5時間の間隔しかなかったから、おしっこがしたくてたまらなくなることはあっても、お漏らししてしまう子はいなかった。

 しかし、クリスティーナはその日の午前中の授業の後の小テストに合格できなかったため、昼休みのトイレは禁止されてしまったのである。小テストに通った女生徒は昼休みになり、すぐにトイレが許されるが、不合格の女生徒はもう一回、テストを受けなければならない。それに通れば、昼食後にトイレが許されるが、クリスティーナのように2回とも不合格になると、昼休みにトイレに行くことは許されす、結局朝8時から夕方5時までおしっこを我慢しなければならないのだ。それが3、4年生クラスの決まりだった。

 「お願いです。もう我慢できないんです」クリスティーナは泣き出しそうな顔で哀願した。「しかたないわね。そんなにおしっこがしたいんならそこのバケツにしなさい」先生は冷酷な表情で教室におかれたバケツを指さした。クリスティーナは泣きだした。「いやです。おトイレに行かせてください」

 彩は恐い顔でいった。「聞き分けのない子はこうしてあげます」彩はクリスティーナを引きずるように教室の柱の前につれていき両手を後ろ手に縛りつけてしまった。そしてクリスティーナのスカートとスリップをまくりあげ上着にたくし込んだ。クリスティーナの白いパンツは丸見えになってしまった。

 「お仕置きでおしっこを我慢させられているくせに、おトイレに行かせてなんてとんでもない子ね。お稽古が終わるまでそうしていなさい。お漏らしなんかしたら承知しませんからね」「ごめんなさい。もう言いません。我慢しますから縛らないで。おねがいです」「うるさいわね。静かにしてないと鞭で叩きますよ。さあ、みんなはお稽古を続けるのよ」クリスティーナはすすり泣きながら腰を揺すり、太股をこすりあわせるようにしておしっこを我慢していた。しかし、15分ほどした頃、とうとうお漏らししてしまった。

 パンツの前の股布のところが一瞬膨らんだかと思うと小さい灰色のしみが現れ、たちまち広がっていった。そして、おしっこがあふれ太股を伝わって流れ、赤い靴下止めで留められた黒いナイロンストッキングに吸い込まれた。クリスティーナは太股を閉じあわせるようにしてなんとかおしっこを止めようとしたが、いったん堰を切って流れ出したおしっこを止めることはできなかった。

 ストッキングに吸いきれなかった大量のおしっこがクリスティーナの足元で水たまりになった。「あらあら。しょうがない子ね。上級生にもなってお漏らしするなんて、恥ずかしくないの。お稽古が終わるまでそうしてなさい」クリスティーナはみんなの前でお漏らししてしまった恥ずかしさと情けなさで顔を伏せシクシク泣いていた。

 ぐっしょり濡れたパンツとストッキングはだんだん冷たくなり、クリスティーナはますます惨めになった。ようやくお稽古が終わり、彩がいった。「ミーシャ、クリスティーナの濡れたパンツと靴下を脱がせてあげなさい。ルチカ、あなたはタオルをしぼって持ってきて体を拭いてあげなさい。ほかの人たちは雑巾で床を拭いてね」

 同級生のミーシャとルチカがパンツと靴下を脱がせ、タオルで濡れた体を拭いてくれた。その間もクリスティーナはお漏らししたショックとそれを同級生に後始末してもらう情けなさにすすり泣き続けていた。「クリスティーナ、もうすぐお風呂だからそれまでパンツははかなくていいわ。お風呂からあがったら、すぐに反省室に来るんですよ」

 「お漏らしした子はお尻を痛い鞭で叩かれるのよ。クリスティーナのようにパンツがびしょびしょになるようなひどいお漏らしした子はそれだけじゃすまないのよ。おしっこの出口にオキューを据えられるの。ものすごく熱いのよ。わかったわね」クリスティーナはお風呂の時間まで机につっぷして泣き続けた。

 オキューという彩が日本から持ってきたというお仕置きは、この孤児院の少女たちの恐怖の的であった。肌の上で火を燃やし、焼くというそのお仕置きは、日本から遠く離れた、このルーマニアの少女たちにとって、想像を絶するお仕置きだった。

 しかし、この孤児院が始まってすでに半年がたったが、実際にオキューのお仕置きを受けた少女は数人にすぎなかった。しかも、それはティミカのように浣腸のお仕置きでお漏らしをしてしまった子が、お尻に据えられただけだった。もちろん、お尻に据えられるのだって、少女にとっては耐え難い苦痛であったが、クリスティーナはそれを性器に据えられるというのである。

 その噂は瞬く間に拡がった。お尻にオキューを据えられたことのある数人の少女は、それを少女の一番恥ずかしいところに据えられるクリスティーナの不運に心の底から同情した。

 リディアはクリスティーナが実際にどのような事をされたのか、知らなかった。リディアは下級生だから、クリスティーナに聞くことはなかったが、上級生たちも詳しくは知らないようだった。ただ、クリスティーナがそのお仕置きの翌日は、授業やお稽古を休むことが許されたということは知っていた。この厳しい孤児院で、そんなことが許されたということは、クリスティーナの受けた罰の酷さを物語っていた。

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Author:higan
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