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しのぶの青春—期末テスト1

7月に入り夏休みが近づくと、白薔薇学園女子高校でもなんとなく浮き浮きとした雰囲気になっていた。この全寮制の学校では、春、夏、冬の休み以外帰宅は特別な事情がない限り許されなかったので、特にしのぶたち一年にとっては待ちに待った夏休みであった。

しかし、夏休みの前には期末試験という難関が待ちかまえていた。白薔薇学園女子高校では、日常生活に関するしつけは非常に厳しかったが、勉強に関しては自主性に任され、あまり強制されることはなかった。ただし、試験結果に対する自己責任は厳しく問われ、成績のふるわない女生徒には容赦ないお仕置きが与えられた。

試験は英数国理社の主要5教科について行われたが、5教科の合計が300点以下の女生徒は、300点に足りない点数一点に付き一打、ケインでお尻を叩かれることになっていた。つまり、合計点が270点だった子は30回、ケインでお尻を叩かれるのである。さらに、250点以下の成績不良者は『指導』が追加されることになっていた。

試験の翌日は朝から緊張感が漂っていた。1時間目から順番に、各科目の試験が返されるのである。答案を返されるたびに一喜一憂し、時間が進むにつれて、お仕置きを免れそうな子と、そうでない子の明暗が分かれていった。そして、ぎりぎりな女生徒の緊張は高まっていった。しのぶは苦手な数学で30点というひどい点数を取ってしまったが、その後得意な英語と国語で挽回し、最後の理科を残して250点までこぎつけた。

理科で50点とれればお仕置きは免れるのだが、しのぶは理科もあまり得意ではなく、自信はなかった。5時間目、理科の答案が順番に返された。しのぶは答案を受け取ると、席に戻りどきどきしながら点数を見た。『52点』しのぶは思わず笑みがこぼれそうになったが、親友の松田紗耶香のことを考えると笑う気にはなれなかった。紗耶香は今度の試験は、ほとんどの科目で成績がふるわずお仕置きはほぼ確実、理科の点数によっては『指導』の可能性もあったのである。しのぶはそっと紗耶香を見た。紗耶香はしのぶに向かってそっとVサインを送った。どうやら、『指導』は受けずに済んだようだった。

お仕置きは6時間目に行われた。300点以下の女生徒の名前と点数が呼ばれた。名前を呼ばれた生徒は、制服を脱ぎスリップ姿になって教室の前に出なければならなかった。罰を受けるのは紗耶香の他に5人いた。スリップ姿で同級生の前に並ばされた6人の女生徒は担任の西沢先生の厳しい口調の叱責を聞いていた。

気の弱い子などはそれだけで泣き出してしまったが、紗耶香はきっと唇を噛んで、屈辱に耐えていた。叱責が終わると6人全員がショーツを下ろして足首を掴むように命じられた。少女たちは素直に命令に従った。入学からの3ヶ月間で、先生には絶対服従という学校のモットーは、すでに身に染みていた。お尻叩きのお仕置きは叩かれる回数の少ない生徒から行われるので、成績が悪い子はお尻を同級生に晒した恥ずかしい格好で、じっと待たされるのである。

最初は奥野由紀子だった。由紀子は真面目で成績もよかったが、今度の試験ではどういうわけか、二日目にあった国語と理科の点数が低くそのために合計点が288点にしかならなかったのだ。一学期の終わりのこの時期には半数以上の子が『しつけ』の回数が10回を超え、『指導』を受けていたが、由紀子はまだ『しつけ』も今までに5回しか受けたことがなかった。中間試験も楽々300点を超えていたので、今回のお仕置きはクラスメートにとっても意外であった。

もちろん、本人のショックが一番大きく、初めからしくしくと泣いていた。「奥野由紀子さん。あなたは288点ですから、12回叩いてあげます。解っていると思うけど、叩かれるたびに数を数えて、お礼を言うんですよ。さあ、叩きますよ」西沢先生はよくしなうケインを振り上げ、震えながら鞭を待つ由紀子のお尻めがけて振り下ろした。ピシッ。「うっ。…一つ、お仕置きありがとうございます」

由紀子の家のしつけは厳格で、由紀子は家ではよく膝に乗せられスパンキングをされた。そして、時にはケインによる厳しいお仕置きも受けていたので、ケインの痛みはよく知っていた。それでも、同級生の前でお尻を丸出しにさせられて、叩かれる恥ずかしさは格別なものであった。ピシッ。「二つ、お仕置きありがとうございます」由紀子は涙声になりながらも、12打のお仕置きをお尻を動かしたり、大声を上げることもなく受けた。

「さすがに奥野さんのご両親は、厳しいしつけをなさっているわね。初めての割には素直にお仕置きをいただけましたね。ご両親に感謝しなさい。じゃあ、全員のお仕置きが済むまで、壁に向かって立ってなさい。もちろん、お尻は出したままよ」由紀子はスリップを持ち上げ、みんなの方にお尻を向け立たされた。

「次は井上由香さんね。由香さんは285点ですから、15回ですね」由香は数日前に『指導』を受け、浣腸のお仕置きを我慢できなかったため、30打のケインを受けていた。そのため、由香のお尻にはまだ赤黒い鞭の痕がついていた。「由香さんは『指導』でお漏らししてしまったのね。そのお尻をケインで叩かれるのは辛いでしょうけど、あなたのためのお仕置きですからね。しっかり、我慢するんですよ」しかし、由香は傷ついたお尻をさらに叩かれる痛みに耐えきれず、何度も手をお尻に持って行ってしまい、結局15打と追加の5打を受けてしまった。

こうして、少女たちは次々にお仕置きを受けていった。成績の悪い生徒は、お尻をむき出しにしたまま、じっと他の女生徒がお仕置きされるのを待っていなければならなかった。ヒューと風を切るケインの音、ピシッとなるお尻、女生徒のうめき声や厳しく叱りつける先生の声、それらを聞きながら罰を待たされる少女は、この場を逃げ出したかったが、そんなことをすればまず『特別反省』になることは間違いなかった。

4人目の少女がお仕置きを受けているときだった。教室の前に座る同級生が「先生、先生」と遠慮がちに言った。「何です?吉岡さん。どうしたの?」「先生、松田さんが…」西沢先生が吉岡真由子の指さす松田紗耶香の足下を見た。紗耶香の股から太股にかけてつーと血が流れ、太股の中程まで下ろした白いショーツを汚していた。

「あら、松田さん。生理が始まったのね」紗耶香は今回の試験で、クラスで一番、成績が悪く45回もケインで叩かれることになっていた。そのお仕置きを待つ間に、生理になってしまったのである。しかし、お仕置きで命じられた姿勢はどんなことがあっても崩すことは許されなかった。

西沢先生はさほど驚いた様子も見せず、先生用の机の引き出しから備え付けのナプキンを取り出した。「とりあえずナプキンを当てておきなさい。ほら、足を開いて。そう、しっかり挟んでおくんですよ。ショーツはお仕置きが済んでから代えればいいわ」先生は何事もなかったように、途中だったケインのお仕置きを再開した。

最後が紗耶香のお仕置きだった。45回のケインによるお尻叩きが終わったとき、紗耶香の元は白い可愛いお尻は悲惨な状態を呈していた。お尻全体が暗赤色に腫れ上がり、ところどころ皮がすれて血がにじんでいた。日頃、気の強さが目立つ紗耶香も30打を過ぎると、じっとしていることができず、股に挟んだナプキンを落としたりしては先生に叱られた。

しのぶはそのたびに自分が叱られているような気になり涙があふれた。ここでは生理中といえどもお仕置きを逃れることはできなかったが、さすがに追加の罰は許してくれたようだった。

「六人ともショーツをあげていいわよ。これに懲りて2学期はしっかり勉強するんですよ。特に紗耶香さん。あなたはもう少しで『指導』になるところだったのよ。一年生の一学期ということで、少しずつ点を甘くしてもらって何とか『指導』にならずにすんだのよ。二学期はそうはいきませんからね。あなたは生理前は調子が悪くなるっていう同情すべき点はあるようだけど、日頃からきちんと勉強しておけばいいことですからね。わかりましたね」

試験から一週間、いよいよ明日から待望の夏休みという夜だった。しのぶはいつものように紗耶香とおしゃべりをしていた。まわりも明日から夏休みということで浮き浮きした気分が漂っていたが、紗耶香は浮かない顔をしていた。「紗耶香。どうしたのよ。なんか変だよ。ひょっとして、お尻、まだ痛いの?」「ううん、もう、痛くないよ。ごめんね。せっかく明日から夏休みでみんな楽しそうなのに…」

「どうしたのよ。なにか心配事でもあるの?」「心配って訳じゃないんだけど…。しのぶにだけは話すわね。誰にも言わないでね」「言わないよ」「あのね。私、明日おうちに帰るの、いやなんだ」「えー、どうして。紗耶香も夏休み、楽しみにしてたじゃない」

「うん、夏休みはいいのよ。あのね。うーん、ほんとはね、こんなこと恥ずかしいんだけど、しのぶにだけは言っちゃうね。実はね。うちのママのことなんだけどね。…うちのママ、とっても厳しいんだよ。だから、ほら、明日、成績表を見せないといけないでしょ。あれを見たら、ママは絶対許してくれないと思うの」「なんだ、そんなことか」しのぶは思わず笑ってしまった。いつも気が強く、生意気な口をきくことが多い紗耶香がまるで小学生みたいなことを言っているのがおかしかった。

「ちょっと、笑わないでよ。私、深刻なんだから」「ごめん、ごめん。でも、そんなことで悩んでるなんて紗耶香らしくないから。いくら厳しいママだって、ここよりは厳しくないでしょう」「ううん。こことあんまり変わんないよ。だって、お尻を叩かれるだけじゃないのよ。…お浣腸だってされるんだよ。…それでお漏らししてしまったら、…お尻の穴にお灸を据えられるの」

「わー、それは…」しのぶも亡くなった母親がずいぶん厳しかったと思っていたが、上には上がいるんだな、と感心した。「しのぶのおうちはどう。おうちでお浣腸のお仕置きなんてないでしょう?」「ううん、うちだって、お尻を叩かれるだけじゃなくて、お浣腸もされたよ。さすがにお灸はなかったけど…」

「今でもお仕置きされる?」「紗耶香にも言ってなかったんだけど…、うちのお母さんも厳しかったんだけど、私が小学校5年の時に事故で死んじゃったんだ」「ごめん。変なこと聞いて」「いいよ。いつか言おうと思ってたことだから。でも、紗耶香は厳しくてもお母さんがいるから、うらやましいよ。私なんか、明日家に帰っても、お父さんは仕事で日本にいないし、お姉ちゃんは夏休みで帰ってくるのはまだだし、ばあやしかいないんだよ」「そうだね。なんかしのぶと話したら、元気が出てきたよ。ママだって、私のことを心配してお仕置きするんだもんね。夏休み、電話するね」

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当研究所はスパンキング、浣腸、お灸を中心としたお仕置きについて、様々な研究を行っております。

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